後頭部のコリを緩めるには踵のツボ!
★後頭部のコリ
首の症状を主訴として当院に来院されるかたに多いのが後頭部のコリです。
「肩や首が凝ると後頭部が苦しくなる」「頭痛の始まりは後頭部から」
など、後頭部に問題を抱えている方はとても多いです。
そもそも後頭部が凝ってくる原因ってなんだろう?僧帽筋という大きな筋肉が首の付け根に付くので、肩こりで後頭部が凝ってくるのは自然な現象です。
後頭部のコリ=肩こりの延長線。という考えからもっと踏み込んだ理論が必要だと思います。
もちろん肩こりが解消すれば後頭部のコリも解消されるケースもあると思います。ですが、中には肩こりを感じなくても後頭部にコリを感じる方や、マッサージを受けた次の日に、また後頭部にコリを感じる人もいます。
★後頭部と関係のある身体の部位
当院の鍼治療の柱となっている整動鍼(詳しくはこちらから)では踵と後頭部の関係性を重視しています。
足首の硬さや、怪我の後に変な癖がついたとします。そうなると、普段の歩行時から踵にかかる負担が増えてしまいます。
踵の衝撃はそのままダイレクトに後頭部に加わります。この踵からの衝撃が後頭部のコリの原因になっている方もいます。
★踵まわりのツボ
踵から首に変化を出すツボは4つほどあります。また、踵から後頭部を遠隔治療できるように、後頭部から踵の治療もできます。
後頭部に問題がある方は踵から。踵に問題がある方は後頭部から。こうのように痛む箇所に鍼をしなくても身体に変化をだすことができます。
もちろん、痛みを感じている所に鍼をしても緊張は取れるでしょう。ですが局所を使う場合は刺激量に気を付けなければ緩みすぎるといった状態を引き起こしてしまいます。
ですが、遠隔から作用させる場合、緩みすぎに気を付ける必要はありません。遠隔を使って目的となる筋肉を緩めた場合、身体はバランスをとるためある程度の緊張を残すからです。
そのおかげで、治療後もすぐに動ける身体になります。