鍼灸治療
鍼灸治療
鍼灸治療を行うにあたり当院が心掛けている事は「刺激が少なく効果の高い治療」です。
一般的に刺激が強ければ効果がありそうに感じたり、施術をしてもらったという感覚になりやすいと思います。
実際にはマッサージや痛い所、コリを感じているところへの強い刺激は組織の損傷を招き回復を遅らせます。
一度は経験があると思いますが、コリを感じている所を揉んでもらうと痛気持ちいい感覚を感じると思います。
この痛気持ちいい感覚は脳の錯覚によるものです。
一時的にスッキリするような感覚になりますが、少し時間が経つと同じ症状が出てきたり、軽い筋肉痛のような感じになる方もいます。
これは筋肉や組織がダメージをうけた証拠です。
強い刺激は脳を麻痺させ回復を遅らせます。鍼治療に求められるのは「強い刺激」ではなく「刺激が少なく効果の高い治療」です。
使用する鍼
当院の鍼灸治療でもっとも多く使っている鍼は使い捨てのステンレス製の物になります。
長さや太さもいろいろありますが当院では0.16ミリの物を良く使っています。
また、鍼をする深さも2ミリ~5ミリ程度になります。
一度の治療に使う鍼の本数も3本~多くて7本とかなり少ないです。
指圧やマッサージのような痛めている所に数十キロの圧をかける治療と比べると、当院の鍼治療は刺激の少ない治療と言えます。
少ない刺激で効果のある治療
いくら患者さんの負担が少ないからと言って効果が無ければ鍼治療をする意味がありません。
少ない鍼の本数で効果を出すには「身体の連動」を理解する必要があります。
病院などの検査では異常が出なくても症状がある場合、この「身体の連動」が崩れていることがほとんどです。
うまく連動しない原因は患部から離れている小さなツボです。
ツボとは筋肉の小さな緊張と考えます。
このツボの緊張を鍼で緩める事により連動が回復し動きが改善します。
動きが改善すると自然と痛みも軽減し回復が早まります。
技術の追求
少ない鍼で効果的な治療をするにはツボを見つける技術や、症状がでる原因を探す理解力も必要になってきます。
その為、当院は整動協会という協会に所属し毎月、勉強会に参加し技術の向上と安定した再現性をテーマに勉強に取り組んでいます。